主に2008~18年に購入した小型のアウトドア用ウッドストーブを紹介するブログです。

一杯のお茶を飲むために最適なストーブは?

手軽に1杯分のお湯を沸かせるストーブを探す

極小ウッドストーブ集合コーヒーや紅茶などを1杯分(150~180ml)を飲むための手軽なウッドストーブはどれが最適でしょうか?最近は焚き火ではなく、ちょっとした休憩に1杯分だけのお湯を沸かすために火を着けることが多くあります。
小さいストーブを並べてみました。写真手前左から雑誌オマケ、スルク46、ブッシュボックス・マイクロ、ポケットストーブ(英国製)、奥左から雑誌オマケ、ブッシュクッカーLT1、ファイヤーボックス・ナノです。ファイヤーアントやファイヤーフライULも小さいですけど、それでもこれらよりは大きくなります。

まずはファイヤーボックス・ナノを候補に

極小ストーブといえばファイヤーボックス・ナノ極小ストーブと聞いて真っ先に思いつくのはファイヤーボックス・ナノではないでしょうか。組み立て・折り畳みが超簡単。それにデザインもカワイイ。
設置から後片付けまでが簡単で、錆びにくい磁石が付かないステンレスかチタン製、もちろんデザインも重要・・・といろいろと検討した結果、まずはファイヤーボックス・ナノ・チタンを候補としました。
英国製のポケットストーブも候補だったのですが、組み立ての爪がゆるくて持ち上げ方によってはすぐにバラけてしまうので落選としました。

ファイヤーボックス・ナノは風に弱かった

ファイヤーボックス・ナノの欠点試してみたところ、風に弱いのが欠点でした。五徳がワイヤーで高め、火床の穴が大きくて灰が下に落ちやすいことから、少しの風でも炎が流れて、下からは灰や熾きが吹き飛ぶのでほぼ無風の時しか使えません。
実際に風が強めの日に5~6分程度の焚き火をしたところ、下に落ちた灰や細かい炭は風に飛んでしまい、大きめの炭だけ残ってました。焚き火としては楽しいストーブなんですが・・・。

1杯分の湯沸かしストーブならブッシュクッカーLT1

ブッシュクッカーLT1再検討した結果、気軽に一杯分のお湯を沸かすだけのウッドストーブはブッシュクッカーLT1に決定しました。その理由は風に強い、設置と片付けが容易、少ない薪でもお湯が沸くことが決め手です。沸騰までの薪の投入はわずか1回で済みます。それにデザインもグッドで、1杯分の湯沸かしストーブとして不満はありません。乗せているポットはトークス600ml(95mm径)です。

LT1はウッドストーブの中では風に強い

ブッシュクッカーLT1は風に強いブッシュクッカーLT1はウッドストーブの中では風に強いといえます。二次燃焼ストーブなので燃焼室には風が入らず、燃焼室が縦長で炎のまとまりが良くて五徳が太いことも良い点です。マイナーチェンジで底板が付いたので灰が外に落ちないので風に飛ばされることがなく、焚き火後の処理も逆さにするだけなので楽ちんです。
薪の投入口がありませんけど、燃焼室に風が入りにくいという利点もあるんですよ。燃焼室に収まる短い薪を用意する必要がありますが、暇なときに作っておくので問題ありません。

着火が楽なのも魅力

小さいので焚き火には不向きさらに使ってみたわかったのは、ブッシュボックス・ナノより着火しやすいこと。少量の木くずとマッチ1本だけで、ほぼ一発で火が着きます。風を送る必要が無いので、火吹き棒やうちわもいりません。中の形状が優れているのか、とにかく火を着けるのが簡単なのはうれしいことです。

旧型との比較

ブッシュクッカーLT1の新旧比較マイナーチェンジしてかなり変わりました。一番大きな違いは底板が付いたことです。これで地面に灰が落ちることが無くなりました。チタンの板厚が増して頑丈になっています。ただ、デザイン的には旧タイプの方が好みですね。

作りが雑なところがアメリカ製っぽい

アメリカ製は作りがテキトー作りはかなり雑で日本製に慣れている人は驚くと思います。溝と穴加工が厚めのチタンには無理があるようで亀裂が入っています。他にも上から見ると楕円だったり、表面に加工跡が残っていたり、溶接が不揃いだったりと、アメリカ製では普通にあることです。細かいことが気になる人は買わない方がいいでしょう。

ポットへの収納は問題あり

収納できるポット・クッカーメーカーサイトではスノーピーク・トレック700に収納可能となってます。ところが、旧型では少しだけ背が高くて蓋がわずかに浮く程度だったのに、新型は底面が微妙に広くなったことで入らなくなってしまいました。所有しているポットではトークス・チタンポット95mm径には入らずで、入ったのはEPIバックパッカーズクッカーSでした。本当に微妙な太さの違いなんですけど。

1杯分のお湯は得意だけど、2杯分なら・・・

火ばさみでつかめるブッシュクッカーLT1は長時間燃焼させる使い方は不向きですが、お茶一杯分のお湯を沸かすには最適なストーブです。一杯分のお湯(180ml)を沸かす時間を気温16度、微風の状態で計測したところ、ポット(トークス600ml)を乗せてから3分30秒後にグラグラと沸騰。マッチを擦りはじめからだと4分20秒でお湯が沸きました。
ちなみに二人分のお湯は一回り大きいLT2を使うことにしています。LT1とLT2で350mlの水の沸騰時間を比較してみたところ、LT1とトークス600mlのセットより、LT2とトークス900ml(115mm径)のセットの方が1分以上早く沸騰しました。ストーブ容量とポット径でかなり差がありますね。

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