主に2008~18年に購入した小型のアウトドア用ウッドストーブを紹介するブログです。

ペトロマックスVSエンバーリット

ペトロマックスVSエンバーリット・扉ペトロマックス・ホーボストーブBK1(Petromax bk1 Hobo Stove)はドイツ製ですごく頑丈に作られています。横型のペトロマックスと縦型のエンバーリットは同じくらいの大きさですが、並べて使ってみると性格が異なるストーブだとわかります。

ペトロマックス・ホーボーストーブペトロマックス・ホーボストーブはネットの写真では丸窓だったのですが、届いたのはゲームのパックマンのモンスターみたいな変な形でした。日本の輸入代理店に確認したところ、マイナーチェンジされたことは知らなかったようで、すぐに通販サイトの写真が変わりました。

ペトロマックス・ホーボーストーブ・バラバラしてみると、基本的な構造はNomadストーブの型紙通りにできています。厚口のステンレス板は加工精度は高く、キッチリと組み合ってグラつきません。このドイツ的な頑固さと窓の変テコな形がミスマッチに感じます。でも焚き火をしてみると、この窓の良さがわかりますよ。

ペトロマックス・ホーボーストーブ・上両者を正面から、上からと見ると、縦横の違いはあるものの、ほぼ同じくらいの大きさだとわかると思います。火床に穴が有る無しの違いもありますね。ステンレス製なら価格も同じくらいで、どちらを購入するか迷いませんか。

ペトロマックスVSエンバーリット2ケトルを置いてみると、ペトロマックスは窓が大きくて、正面からの薪だけで十分です。窓の波型が薪を受け止めてくれて、とて使いやすい。ただの変な窓ではなかったんです。一方のエンバーリットは窓が小さくて前面からの薪だけでは足りません。上からの投入口がないので、ケトルを持ち上げて薪を補充するようです。調理がメインならペトロマックスでしょうね。

ペトロマックスVSエンバーリット・炎エンバーリットは縦型なので煙突効果でよく燃えてくれて、火力が強いのが特長です。さらに上部が細くなったデザインが、炎をより面白くしています。小さい焚き火で炎を楽しみたいならエンバーリットがお勧めですね。
今回は二つのストーブを比較したことで、個性があることがわかってくれると嬉しいのですが。そしてそのストーブの個性こそが製作者の焚き火観を表しているのだと思います。

ペトロマックスVSエンバーリット・残ところで、気になっていた火床の穴ですが、今回の燃え残り具合は同じくらいでした。これを見る限りでは穴の有無は関係ないことになります。ストーブの形状などで結果は変わるのでしょうが、エンバーリットに関しては火床に穴が無くても心配ないようです。

エンバーリット・オリジナルペトロマックス・ホーボ