ブッシュボックス・ポケットは小さい頑固者
ブッシュボックス・ポケット(Bushbox Outdoor Pocket Stove)はいかにもドイツ製というストーブ。これはステンレス製で、小さいストーブには不釣合いなくらいの分厚いステンレス板でできています。重量もそれなりにありますが、軽いチタン製も発売されています。
バラすとこうなります。とてもキレイに仕上げられていますが、とくに目新しいところはありませんね。定石どおりに作られた、小さいけれど頑丈なストーブという印象です。
底は二重になっていて火床の下に灰受けがあり、環境に優しくできています。これほど小さいストーブで灰受けがあるのは珍しいですね。
ゴトクは本体に差し込むための切れ込みが上下で深さが異なります。微妙に高さを変えることができます。これはゴトクを高くしているところです。
ゴトクの上下を入れ替えて低くすると、ストーブの縁と高さが揃うようになっています。細かいことですが、このちょっとした工夫が嬉しいですよね。
一つだけ問題がありました。爪をスライドさせて組み合わせる構造ですが、簡単にはずれないように小さい突起があります。組み立てはパチンと止まってズレなくなるのですが・・・
・・・分解しようとすると、突起が引っ掛かってスライドできないんです。もう分解は諦めようと思うくらいしっかりはまってしまいました。それでもかなり力を入れて何とか分解できたので、突起をヤスリで少し削って低くしました。この部分だけはご注意ください。