ピコグリル85は未来っぽい
ピコグリル85です。とにかくデザインがカッコイイ。丸い窓の宇宙船っぽいデザインと原始的な焚き火とのミスマッチ感が魅力です。当ブログでは以前から写真には写っていましたが紹介はしていませんでした。写真は半年前に撮ったものです。
板の状態から中を広げて、中にある火床の突起を穴から出して引っ掛ける仕組みです。かなり薄いステンレス板でできているのでそれほど力は必要ありませんが、手を切らないようにご注意を。パーツの分解は基本的にはできません。
ゴトクのバーはただ引っ掛けてあるだけ。このバーに火バサミが当たってすぐに外れるのが欠点です。火バサミでつかむと棒が丸いのでクルクル回ってしまい、再セットするのがちょっと難しい。変わった形状なので、ケトルやクッカーによっては相性が悪いことがあります。
底から見るとこうなります。火床の穴はこうなっています。細部まで手を抜くことなくデザインされています。左右にかなり隙間があって、焚き火をしてみるとそれほど炭がこぼれないのですが、もうちょっと塞がって欲しいですね。
素晴らしいのは火床が窪んでいること。小さい薪や熾きが自然と中心に集まってくれるので燃え残りが少ないです。構造上そうなっているだけなのでしょうが、これはイイですよ。火床が窪んでいるストーブはこれだけです。
これが数回使用した後の畳んだ状態。もともとは板状なのですが、曲がり癖がついてしまいました。板バネみたいになって押せば平らになりますが、真ん中で折れそうで畳むのが怖い感じです。焚き火の熱が原因なのか、棚に飾って畳まずに保管していたのが悪いのか。
新しい発想で、未来の方向性を示しているストーブかもしれませんよ。